暇空茜さんの電話出演を観て👀

昨日、今ネットで話題のcolabo問題の暇空茜さんの生の話を聴いて感嘆した。
 
暇空茜さん。
面白い人だ。いや、すごい。細かい経歴とか今の活動内容は詳しい記事とか動画がそこらにあるからここでは触れないが、何だか「新しい」人だから少しでも興味があったら適当な動画をチラッと観てほしい。
 
昨日は、百田尚樹氏と有本香氏のネット番組にて電話出演していた。自分はこの番組を観た事なかったが、暇空さんへの興味から観てみた。
 
インタビューは1時間くらい。colabo問題はもちろんのこと、そこにとどまらない様々な、そして根深い問題について説明や、時々「これは自分の解釈だ」と断りも入れつつ、明確で整然とした論調で語っていた。
 
細かい問題の内容については、関心はあれども、僕の一知半理解の知識ではここでは触れない。問題に関わる一次情報を自分で調べたりするわけでもないのと、(右派左派関係なく)社会問題の周りにたむろするイデオロギスト達と関わるリスクは御免なので。
 
僕の気楽なフォーカスの一番はあくまで暇空茜さんという人の興味深さ。その話をしたい。
 
まず、ざっくりとした印象だが、めちゃくちゃ賢い。理路整然としている。物事を緻密に理解して適切に説明できる。洞察が鋭い。そんな印象。
 
それと、ここが大事だが、「事実と解釈とを区別して」、そしてそれを都度都度明確にしながら話している。
(・・これをするかしないかは知性の分かれ道だと思う。それってあなたの感想ですよね?と言われるまでもなく、自分で事実と感想を区別しているということ)
 
どうでもいい程度の話だが、インタビューはほんの少し噛み合っていなかった感じあった。暇空氏は政治理念なスタンスを特に取らず、一連の問題と取り組みを純粋に価値観を守るための戦い、且つ、「ゲーム」のように捉えてて、その分極めて客観的で、そこが有本氏や百田氏と毛色が違うのかな。(しかし百田氏は物語作家ゆえか、暇空氏のファンになってる気配はある。その気持ちは分かる。)
もちろん暇空氏の「漫画やアニメ」といった「創作物」に対する想いは、彼の主観的な部分、理念なり信条と言ってもいい部分のようでもある。とは言えこれは「創作物」という現実の価値(観)にしっかりと根ざしている。
 
じゃあ、暇空氏の発言から印象に残っている具体的な点を、要約のかたちで2点(もちろん文脈は踏まえて)。
 
一つ目、
「これは戦いだから、相手がダサイことを言ったのをわーわーダサイと笑っても何も良い事はなくて、そこから相手の作戦とか戦略を読み取る方がゲームとして有利になるからそうすべき」
 
感嘆した。これは確か主に百田氏が、相手側の失言について「(相手は)語るに落ちたね!」と言ったことに対して暇空氏が返したものだ。
ネット上の議論にならないバトルとは別ものの構えだ。
「戦い」と言った暇空さんの動機は、彼の愛する漫画やアニメといった「創作物」や「表現」のための戦いのようだ。つまりイデオロギーやプライドを証明するための不毛な戦いではなく、実際の価値(観)を守るための現実の戦いだ。マウントを取ることに意味はない。そう考えれば当然のコメントなんだが、それを即座に明確に説明してのけることに驚いた。
 
 
もう一つ、
「過去に前例があるからと言って当てはめて考えるのは良くない。過去に似た敵がいても、次の敵はより強くなっているものだから、過去の敵がこうだったからとその範囲で捉えるのは今の敵を舐めてかかることになる」
 
これも秀逸だと思った。これは有本氏が、過去にあった非常に似通った問題について言及した時の返しだ。
ここでも彼は限定されたスタンスと問題意識を取ることを良しとせず、今の現実に対してオープンマインド。だからこそ鋭い。狩人のように今の状況をジリジリと見極めて行動しようとする姿勢と思考が見える。
 
 
以上の2つ。
 
平たく換言すると、1つ目のコメントからは、現実の目的にフォーカスすること。
2つ目は、前例に視野を限定されず、今の現実を見ること。
と、これらは「これってわたしの感想です」だろうか?笑
(それもないとはとても言い切れないで、その可能性について謙虚にいこうとは思う。僕に暇空氏の内心までは分からない。)

とにかく、仮にこの問題に関心や意見はなくても、またはフィールドを何らかの「戦い」に限定しなくても、暇空さんという人物は興味深く、学ぶことがあると思ったので書いてみた。
 
最後に改めて念押しだけど、社会問題そのものについて論じる意図の投稿じゃないので、事の善悪の判断や好き嫌いとは別個の話として捉えてください。
まあ僕は、暇空さんのこと好きになっているが…ネットで知る限りだが。
 
ではまた。
 
Yu